<Q>
契約とは何ですか?
<A>
契約とは、当事者の合意で定める社会生活のルールです。
<解説>
ビジネスでも日常生活でも、無数の取引が契約によってなされています。
人々が社会生活を営む上で、契約は必要不可欠なものです。
民法も、契約に関する様々なルールを定めています。
それでは、契約とは何でしょうか?
正確にいうと、契約とは、相対立する立場にたつ2人以上の者(契約の当事者)が、相互に意思表示をして、これら2つ以上の意思表示を合致させる(=合意をする)ことにより、当事者間に権利・義務を発生させるものをいいます。
これを簡単にいうと、契約とは、当事者の合意で定める社会生活のルールです。
契約の基本にあるのは、当事者の合意です。
ただし、契約は、単なる約束ではなく、法律上の制度ですので、契約が成立すると、権利・義務(債権・債務)が発生します。
そして、契約から発生する権利・義務は、最終的には国家の強制力によって実現されます。
このように、契約とは、当事者の合意で定める社会生活のルールで、最終的に国家の強制力によって実現されるものをいいます。