<Q>
債権の発生原因には、どのようなものがありますか?
<A>
債権の発生原因には、契約、不法行為、不当利得、事務管理等があります。
<解説>
債権とは、特定の者(債権者)が特定の者(債務者)に対して特定の行為を請求する権利です。
この債権は、様々な原因から発生します。
民法が定める債権の発生原因は、次の4つです。
・契約
=2つ以上の意思表示の合致(合意)により成立するもの。
・不法行為
=故意又は過失によって他人の権利等を侵害し、これによって他人に損害を生じさせること。
・不当利得
=法律上の原因がないのに他人の財産又は労務によって利益を受け、そのために他人に損失を及ぼすこと。
・事務管理
=法律上の義務がないのに他人のためにその事務を管理すること。